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劇伴演奏の魅力と____

ピアノ楽しいです。

 

嘘です。苦しいです。

でも、楽しいです。

 

 

 

どうも。こんにちは。こんばんは。

お久しぶりです。洋式です。

 

今年のお祭りにはなんと“企画部門”とやらがあるそうで…

「この機会に何もしないとかなくね…?」ということで久しぶりに筆を取った次第です(単純)。

 

 

僕は”劇伴演奏“が大好きです。

特に意識していた訳では無いのですがYouTubeにアップしている僕の動画、10本中半数近くが劇伴演奏(というか加藤達也さんの曲)です。さっき気づきました。

 

巷には沢山のラブライブ楽曲の演奏動画があります。

OP・ED・劇中歌・最新のシングル曲…etc

でも不思議と劇伴曲の演奏動画は少ないんです。

一部特定の方がコンスタントに上げているだけというのが現状です。こんなに楽しいのに。

 

今回はあまり脚光を浴びない“劇伴演奏”について、自分なりにその魅力を語っていこうと思います。

 

魅力①    曲が良い

加藤達也さんの曲が良すぎる。

以上。

藤澤さんの曲も改めて聴き込みたいですね。

 

 

ってくらい名曲ばかりです。

弾いていてシンプルに気持ち良いです。

劇伴曲は作品を音で彩り盛り上げてくれるだけでなく、曲単体で聴いてもめちゃくちゃ良いんですよ…。ピアノと弦楽器の調和が最高なんすよ…。

 

…はい。曲の良さを文章で伝えるのは難易度高いですね。語り出すと変に細かくなっちゃいますし。

劇伴に馴染みのない方はとりあえず聴いてみましょう。話はそれからだ。

 

といっても音源をココに載せたりはできないので………どうしよう……

仕方ないので僕の動画でも貼っておきますね☺️(ダイレクトマーケティング)。

 

 

魅力②    曲の良さをそのまま表現し易い

歌モノを演奏する場合、一番苦戦するもの…それは“歌声”の表現です。

歌声がメロディ・リズム・ハーモニー・歌詞で音楽を表現するのに対し、楽器はメロディ・リズム・ハーモニーしか扱うことができません。

歌が魅力的な曲を演奏する際、抑揚の付け方・リズムの変化させ方等で歌い方をうまく表現することはできますが、どうしても言葉だけは楽器で表現することができません。

曲の良さを100%誰かに伝えたいと思った時、歌モノの場合にはどうしても破れない壁があるのです。(といっても僕自身、歌モノの演奏も大好きです。楽器一本で歌を上手く表現している人達ホントすごい。)

 

劇伴には最初から歌詞がありません。

だからこそ、メロの良さ・響きの良さ・リズム感だけに集中して曲の良さ追求し表現することができます。

初めてその曲に触れる人にも曲の良さを100%に近い状態で伝えることができるんです。

 


魅力③    新しい風景の創造

劇伴曲は作中の風景や登場人物の感情を音楽で表現したものです。

だからこそ僕たちは曲を聴くだけでそのシーンを事細く脳内に思い描くことができます。

 

つまり「劇伴曲にアレンジを加えることで新たなシーンを創造することができる」ということなんです。

『一番大切なもの』の練習中になんとな〜く弾き方変えて遊んでた時の動画です。

「日常回っぽい」「他愛のない時間の大切さ」等…想像以上に反応をいただきました。

 

劇伴曲にそれっぽいアレンジを加え変化させることで、アニメでは描かれなかった「あったかもしれない」シーンを脳内でよりくっきりと描くことができるようになります。

妄想の世界をより鮮明に、より広くする材料になるんです。

 

 

魅力④    作中の彼女たちを自分の中に包み込むことができる

(字面だけ見ると気持ち悪いですね…。)

 

先述したように、劇伴曲は聴くだけで作品の情景を思い浮かべることのできる音楽です。

その劇伴曲を演奏するとどうなるのか。

 

「情景をカラダで感じることができる」

 

音というものはご存知の通り”空気の振動“です。

当然、楽器も振動しています。弾き手にもその振動は伝わります。

悲しいメロディを弾いた時の振動・心が熱くなる壮大な曲を弾いた時の振動、全部全部自分の身体に伝わってきます。例えば作中の波の音を音楽で表現した曲を弾くことで、波の音を全身で感じることができるということです。

 

そんな振動を感じつつ脳内では大好きなあのシーンを思い浮かべ、大好きな彼女たちの声を再生する。

するとどうなるのか。

 

「沼津になることができる」

 

まるで自分が作中を音楽で包み込んでいるような感覚になるんです。

自分自身があの世界の一部になったように錯覚することができるんです。

こんな芸当ができるのは劇伴演奏だけです。

※弾きながら妄想するのが難しい人は、アニメ映像流しながら劇伴曲を弾く遊びをオススメします

 

 

 

以上、僕の感じた“劇伴演奏”の魅力でした。

まだ楽器に触ったことない人も試しに一曲いかがですか?


 

 

 

 

 

…と締めたいところですが、良いところだけ言っても胡散臭いので

最後にひとつだけ。

 

「社会人になってから新しい楽器始めるのメッッッッッチャきついよ。」

 

仕事終わってから更に集中力が必要なことするのキツい。

絶対音感音楽理論の知識も無いから耳コピめっちゃ大変。

楽譜を音階で読む…?なにそれできない…。

 

 

自分が満足するような理想の演奏をするには凄く時間がかかります。

根気がいります。大好きだった曲が嫌いになりそうになる瞬間もあります。

 

 

 

でもね。

 

「弾けた時、メッッッッッッッッッッッッッッッッッチャ楽しいよ。」

 

自分の大好きなものを自分の力で表現し、周りに向けて発信する瞬間はこの世の何物にも代えることのできない幸福です。

 

パッとイメージできない方は2000ピースのジグソーパズルを想像してみてください。

最初は何処から手をつけていいか分からない。

中盤。少しづつ形になってきて嬉しい。でもまだまだ先は長い。

完成。達成感と安堵感を得る。

 

その100倍くらいの幸福感です。

 

 

学生生活が終わった後でもこんなにも生を実感できていることが幸せです。

熱い太陽を胸に抱き続けていられることが幸せです。

だから、苦しいけど楽しいです。

苦しいから楽しいです。

 

 

そんな苦楽を体験してみたいと思ったそこのあなた。

楽器、やってみませんか?

 

 

…高い?

うん。確かにそうですね…。

でも押入れの奥底にコレ、眠っていませんか?

 

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この子たちも立派な楽器です。良い音出しますよ。

 

 

 

あ…捨てちゃいましたか…そうですか…。

ではこういうのものでも大丈夫です。

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音楽をやるのに形なんてこだわらなくていいんです。

やりたいと思ったら何も考えず試しにやってみれば良いんです。

 

 

手始めにあなたが一番好きな曲の一番好きなメロディを弾いてみましょう。

最初はどの音か分からなくてもいんです。当てずっぽうでいいんです。

闇雲でもいいから。そのうちきっと見つかるから。

 

 

 

 

 

できましたか?

 

 

 

 

 

 

 

ほらね。

_ _ _ _でしょ?

 


2019.10.27

洋式